つめをぬること。
「ネイルって自分自身が可愛くなれるわけじゃないのにコスパ悪すぎるからしないんだよね〜〜」
「...ハッキリしてますね」
と何気ない会話だったけど、余白の「...」に何か含みを感じたのが印象的で、今思えば多分
私はこういう人間だから。 って決めつけて他の価値観楽しめない人嫌だな、とかじゃないかな。
突っ込んでくれるかな?と思い、6ヶ月ぶりの再会に際してあえて爪を塗ってみた。少しドスの効いた悪魔みのある赤が自分っぽくてそのために買った。
でもそれどころじゃなく、
2年前に長電話でテキトーに話してたような、自分でも覚えてないことのディティールまで覚えててくれた。
それってすごく優しいことなんだな
気付けてなかったけど、こいつ優しいんだわ。
私の話を最後までちゃんと聞いてくれ、共感を示してくれる。
すごく私を肯定してくれるし、それが素直に出てくれてる言葉なんだって伝わる。
奮闘する姿に
それでいいじゃん。 と言ってくれる。
この歳にもなって結婚できてなくて、
ちゃんと分かってるよやばいってこと、
身の丈だって把握できてるから
イタい人じゃありません って
他人にアピールしたいだけなんだ
今、とってもいい歌が歌えそうな気がするし
いい、表情ができると思うし
いい絵が書けそうな気がする
こういう気持ちが、私の一部になっていくんだと思ったら自分を愛せる気がする